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6/27はWillVii主催のビクターLT-42WX70液晶ディスプレイセミナーに参加してきました。
LT-42WX70はビクターが7月上旬発売予定の42型の液晶ディスプレイで大型液晶TVからTVチューナー等を取り除き、そのかわり写真や動画の入力データを非常に忠実に再現するという意味の高画質を目指した少しとんがった製品です。
高画質液晶モニターと言えば、前にFORIS.HDのセミナーをして頂いたナナオが有名ですが、FORIS.HDのTVチューナーもスピーカーもオールインワンにして使いやすくしようとした方向性と逆なのが興味深いです。その時やWoooのセミナーでむしろ高画質に特化して、中途半端なTVチューナーやスピーカーなんていらないから高画質の大画面ディスプレイにして欲しいなと思っていたのを実現してくれたのが、まさにこれになりますね。
多分TVチューナーが付いていないと売りにくいと思いますが、うちのようにリビングをホームシアターにして、主にBDレコーダやPS3で映像(TV放送の録画)や写真を見て(たまにはプロジェクターも使う)、音はAVアンプを常に使っているという人には本当に待望のモデルなので良くやった!って感じです。

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セミナーで一番感動したのが実際の写真を表示しての比較でした。他社のプロ用の液晶モニターに非常に近い発色で写真が驚くほど綺麗に表示されます。他社の高画質が売りの液晶テレビでは、細部の階調がつぶれてしまってうまく表現できていなかったり、色が少し変わってしまったりしていました。
写真では良く分からないと思いますが、左から某社高画質液晶テレビ、LT-42WX70、某社プロ用液晶モニターになりますが、LT-42WX70の発色がプロ用のモニターに近いのが分かるかと思います。(ちなみに写真はモノフェローズのgomaさんが撮影したもので都合の良い素材とかではないです。)
一眼で撮った写真など真正面からみると息をのむほど綺麗に表示されるのですが、少し斜めから見ると色が変わってしまうのが残念です。もう少し視野角が広ければ・・。
あと価格ももう少し手頃であれば・・(^ ^;)

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Victorと言えば大人のオーディオブロガーミーティングでも、スタジオの音質を忠実に再現することにものすごい努力を積み重ねていたのが印象的でしたが、今回はその映像版、映像の再現にものすごい努力を積み重ねています。
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自社パネルを使って色域をAdobeRGBカバー率96%(sRGB 100%)の広色域を実現しただけでなく、入力に忠実な色表現が可能とのこと。色域の中の色をまんべんなくサンプリングし入力との差を比較して、ずれが従来の液晶テレビより非常に小さいことを確認しているらしい。
さらに、工場の生産工程で白バランスやガンマを全数調整しているらしい。結構精度の高い装置で調整しているらしいので、個体差によるばらつきがなく安心できますね。
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忠実な映像再現って、デジタル(RGB)ならそんな難しくないんじゃないのかな?と思っていましたが、HDMIはYUV(YCbCr)対応で、このYUVを液晶での表現に最適な形でロス無くRGB変換するところが難しいらしいですね。
映像を調整できる項目が多数存在しており、匠(と言っても若い技術者)が様々なソースを使ってプリセットパラメータ等を決めているらしいです。さらにその調整を楽しむことができるようにと調整項目を通常より大幅に多い52項目も用意されているとか。
映像の調整が難しいのはプロジェクターなどで実感しており、プロの手でしっかり調整されているというのはとても良いと思います。(調整を楽しむという境地までは達しそうにないので)
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外見は非常に薄型でスタンドが小さいです。デザインも洗練されています。
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背面も非常にフラットで綺麗で、排気口は本体上部にあります。
スタンドは多少高さを変更できるようになっています。

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非常に薄型なのも良いですね。TVチューナが無い分、配線も少なくてすみ、リモコンもコンパクト。
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スピーカーは取り外すことができます。スピーカーが不要ならディスプレイだけにできるのも良いですね。
スタンドは点灯しないか心配になるくらい小さいのですが、ガラスで出来ておりかなりの重くなっているので倒れないとのこと。確かにびくともしない感じでした。
ちなみにこの商品からVictorというブランド名でなくJVCという海外でも使われているブランド名を使うそうです。
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内部構造も見せていただいました。細いバックライト、ディフューザー、輝度上昇シート、反射型偏光しーとなどを使って薄いのに輝度が高く綺麗な発色を可能にしているみたい。

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色再現へのこだわりを熱く語って頂いたVictorの皆様ありがとうございました。お土産にエコバックも頂きました。
WillVii、モノフェローズの皆様もありがとうございました。
ホームシアター用途では私のニーズにマッチしておりとても良いと思いますので、抽選ですがお借りすることができれば忠実な色再現を体験してみたいと思います。

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