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5/16はFans:Fansの紹介で日本オラクル主催のJava Fan Meeting 2014に参加してきました。5/22に品川プリンスホテルで開催されるJava Day Tokyo 2014のプレビューをブロガー向けにしていただけるということで、最近のJavaの動向などを知りたくて参加してきました。
ちなみにJavaというのはSun Microsystems社(現Oracle)が開発したプログラミング言語でスマホのアプリから企業システムまで良く利用されています。写真のキャラクターはDukeというJavaのマスコットキャラでJavaの最初のバージョンのリリース前からあったそう。組み込み機器用のヘルプキャラだったとか。


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Java Fan Meetingでは、Javaエバンジェリストの寺田佳央さんから、Javaの最新トレンドについてプレゼンしていただけました。
日本には日本独特のJavaの流行り方、文化、ビジネスなどがあるので、情報発信していきたい。情報発信する人を大切にしたいと話されていました。
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最初はJavaの歴史から。1990年にSUN社内のGreen Projectとして始まり、1996年にJDK1.0として公開。私も入社して数年の時期で、この頃はオブジェクト指向開発の推進ということでC++やJavaをよく使っていました。過去形なのはそのあと私がサービス/システム企画ばかりで仕事でプログラミングしないようになったためで、Javaは標準開発言語になっています。ということで昔のことは良く知っていたりするのですが、最近の動向には疎くなっています。
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寺田氏は「Strutsやめましょう、Tomcatやめましょう、Eclipse考え直しましょう」と言い続けているそうです。海外ではもう既に新しい技術に移行していて、日本だけで使い続けられているそうです。もっと良い技術があり生産性も向上するので、早く移行しましょうと。
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最近の最大のトピックはJava SE 8のリリース。2014年3月18日に正式リリースしたばかりですが、圧倒的なパフォーマンス向上のための大幅な変更があるそう。
具体的には並列処理のパフォーマンスを向上し、コード量削減で生産性も向上するLambda式が導入され、コードの書き方も大幅に変わるそう。
ただ、何でも並列処理させれば良いのかというとそういう訳でもなく、並列処理のためのオーバヘッドなども考慮して使うべきだとか。
Javaってコア部はもう成熟して変わっていないのかと思っていましたが、こんな根本的な変更もあるのですね。全然知りませんでした。。
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Java Day Tokyoは日本最大のJava開発者のための祭典で、まさにJava SE 8のローンチイベントになっており、このあたりの詳しい話はのセッションで開発した人から詳しく聞くことができるそう。
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Java SE 8はラムダ式の他に、Javascriptとの融合や、Streaming API、Compact Profile、JavaFXなども特徴になっているそう。
かなりパフォーマンスが良くなっており、組み込み系のデバイスでも同じJava SEが動くようになっているため、専用のコードを書く必要がなくなったと話されていました。
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このことはこれからの500億のデバイスがインターネットにつながる時代、IoT(Internet of Things)にとっても重要。
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エンタープライズ向けのJava EE 7も2013年6月12日にリリース。
今までEJB コンテナなどで禁止されていたスレッド生成を安全に EE 環境にも適用できるConcurrency Utilitiesで、サーバ上でも並列処理でパフォーマンス向上を図れるようになったそう。
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去年Java Day Tokyoで披露したという、256CPUの使用率を可視化するデモ(Σ計算をしているそう)が行われました。
まずはシングルスレッド。
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マルチスレッドでもこれくらいしかCPUが使われないそう。
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Concurrency処理ではこれくらいCPU能力を使い切るそうで、圧倒的なパフォーマンス向上が見られるそうです。
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その他、WebSocketやHTML5なども使いやすくなっているそう。
寺田氏はJava Day Tokyoに登壇されるそうですが、そこで披露される予定のデモも見せていただきました。内容は当日まで秘密ですが、IoTの世界がJavaでいかに簡単に実現できるかを表現されていました。
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Java Day Tokyoには、Javaを実際に開発しているキーマンや世界的に活躍するエバンジェリストが多数来日し、様々なセッションが行われるそう。18時以降のJava The Nightでは、そういうエキスパートに直接質問できる場が用意されるそうです。
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Java Day Tokyoでは、限定販売のマインドストーム(3個)やRaspberry Pi(20個)なども用意されるそう。
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寺田氏はJavaに関する情報を何でも良いから発信してほしいと特に若い世代に向け語られていました。日本オラクルの新入社員の希望者もイベントに参加されていました。
どんなささいなことでも誰かの役に立つかもしれないし、イベントでの登壇などにつながったり、転職のときにJavaができることを示す材料になったりすると。
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楽しいプレゼンのあとは懇親会。
寺田氏からより詳しい話を伺ったり、他のオラクル社の人と話したりできました。
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Java SE 8やJava EE 7についてもっと良く知らないとダメだと感じました。ちょっと勉強してみよう。
日本オラクル、AMN、参加ブロガーの皆様、ありがとうございました。
Java Day Tokyo 2014参加登録はこちらから。

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