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本屋大賞受賞ということで、ずっと前に購入していたものの積んだままにしていた(電子書籍に慣れるとハードカバーは重くて・・)本「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)を読みました。上下巻合わせてかなりのボリュームですが、読み始めると面白くてあっという間に読んでしまいました。


タイトルやセブン・シスターズ(七人の魔女=国際石油資本7社)や英国海軍に立ち向かった日本人という謳い文句からそのことが中心に描かれているのかと思っていましたが、それは1つのエピソードにしかすぎないほど波瀾万丈な国岡鐵造の生き様と明治から昭和の歴史を石油や経済の視点で描いた小説でした。確固とした信念のもと、数々の困難や敵に立ち向かい奇跡的な成功を成し遂げて行く痛快なストーリーですが、実在の出光佐三をモデルとしたノンフィクションで、本当にこのような日本人が存在し、社員のことを思い日本のことを考えていたとは。
感動するだけでなく、とても勉強になる本ですので、多くの人に読んでもらいたいなと思いました。
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